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「いつもの桜のある畑」です。
?? いつもと少し雰囲気が違います。

この時季のこの畑は、桜の枯れた葉っぱが株面に落ちて
とても見た目が悪いのですが、今年は落葉する時の風向きがいつもと違ったのでしょうか、枯葉が見当たりません。

よくみると、乗っかっているのは枯葉じゃなくて、なんと花びらでした。

桜の樹に目をやると、なんとなんと葉っぱまで開いて・・
中には花びらが散った後の花茎が束になっている枝もあり、春さながらとまではいかないにせよ、少なくともこれから冬を迎えようという雰囲気ではありません。

まだ冬は遠いのか?

気温も高め。
ぼちぼち進めてきた整枝作業ですが、残りの畑は成熟というには少し早く、ひとまず様子をみることにしました。

まだありました・・いつもと違う光景。

畑の隅に植えた彼岸花です。

彼岸花は、花が完全に枯れてから葉が出て、
葉は冬中青く茂り春に枯れます。

「葉見ず花見ず」ともよばれ、そして種(実)が極めてできにくいことから、「いつもすれ違いで実らない恋愛話」のたとえにされることもあるわけですが・・・

ここでは運命の出会いがあったようです。

ギボウシも・・

ギボウシは、たしか梅雨時の花・・と思っていましたが。

なにがどうなってこうなるのかよくわかりませんが、
何れにせよ、農業は自然の顔色を伺いながら作物と会話していかなければならないわけで、来年の一番茶までの課題がひとつ増えたといったところです。

けっこうエネルギー使いますが、「作物と会話する」 これが
農業の魅力(やりがい)のひとつです。